ルーフィングとは？防水工事の基礎知識をご紹介♪

こんにちは。稲沢市を中心に幅広いエリアで雨漏り対策や防水工事を行っている雨漏り解決センターです。弊社では、防水工事に関する資格を保有するプロの職人が多数在籍しているためどんなお困りごとにも迅速に対処いたします。お客様のニーズに合わせたご提案でやってよかった防水工事をご提供いたします。

今回は、防水工事で使用するルーフィングについてご紹介していきます。防水工事に欠かせないルーフィングとは、どんな役割を果たしているのか、など詳しく解説いたします。

ルーフィングとは、主に屋根の防水工事を行う際に使用する防水機能をもったシートのことを指します。様々な素材で作られており、耐久性・防水性に優れています。そのため、屋根やベランダ、外壁、地下室など水の侵入が特に懸念される場所で使用されることが多いです。ルーフィングシート以外にも「下葺き材」や「アスファルトルーフィング」などと呼ばれています。ルーフィングシートには、屋根材の間から侵入する雨水から住宅を保護する役割を持っています。降った雨は屋根材の防水層を突破して侵入してきます。しかしルーフィングがあることによってさらに防水機能を高めることができます。

厚みがある段ボールなどの原紙にアスファルトを染み込ませてシート状に加工されています。耐久性が高くコストパフォーマンスにも優れています。1923年に発生した関東大震災の復興時に使用されて以後、一般家庭住宅での普及率が最も高くなりました。メリットとして、止水性が高いことや普及率の高さ・安価であることなどが挙げられますが、耐用年数が8～10年程と短く定期的なメンテナンスが必要だったり破れやすいといった点がデメリットとしてあります。また、アスファルトルーフィングには改質アスファルトルーフィングというものがあります。これは、同じ原料でもより耐久性に優れており、約2倍の耐用年数があります。普通のアスファルトルーフィングよりは高価ですが、耐久性などが上回っているため特に防水機能を高めたい場所に使用する人が多いです。

透湿防水ルーフィングとは、湿気を外へ逃がす性能を持ったルーフィングシートです。水分から発生する湿気は建材にとって大敵です。湿気が内部に籠った状態が続くことによって住宅の骨組みなど多くの部分に使用されることがある木材の劣化に繋がり、進行すると建物自体の劣化・耐久性の低下のリスクがあります。これを使用ことにより家の中の水蒸気を逃がして屋根や住宅そのものの老朽化を防ぎます。耐用年数も50年と長い期間使用することができます。透湿性能を保つための施工技術が必要となり初期コストが高いことなどから主に外壁に使用されています。

主に合成ゴムや塩化ビニルなどを原料に作られたアスファルト以外のルーフィングシートを高分子系ルーフィングと呼びます。材料にアスファルトを使用していないためとても軽量です。また伸縮性や耐久性に高く破れやひび割れなどの劣化が起こりずらいです。しかし、下地によって使用できなかったり紫外線の影響では劣化しやすく耐用年数も15年と短いです。

粘着層付きルーフィングとは、下地との接着面が粘着シートになっているタイプのルーフィングシートです。普通は「タッカー」というホッチキスのようなもので下地に貼り付けますが、粘着シートになっているため簡単に接着することができます。ぴったりと接着することができるため、密着性・防水性が高く耐用年数も30年と長いため長期間雨漏りを防ぐことができる。しかし、全体がくっついているため湿気はこもりやすくなってしまいます。粘着層付きルーフィングシートの種類の中には一度貼っても2時間以内なら何度でもやり直しができる遅延粘着型のものもあります。

不織布ルーフィングとは、不織布を原料のベースとしているルーフィングシートです。近年注目されており、施工件数も増えてきている人気のものとなっています。耐久性が高く破れにくくなっています。また、柔軟性があり複雑な形状の下地でも合わせることができます。また、耐用年数も30年と長めですが、他のルーフィングシートより価格が高いことがデメリットとして挙げられます。

住宅の防水性能をさらに高めるルーフィングシートには様々な種類があり重要な役割を果たしていることがわかりました。それぞれで特徴やメリットが異なるためニーズに合わせて選ぶこともできるでしょう。大切な住宅を守るためにルーフィングだけでなく防水工事についてもしっかり知識を高めておくと役に立つかもしれません。