防水工事を手抜きされた！？影響とその対処法を紹介

こんにちは！雨漏り解決センターです。弊社は、戸建て住宅から高層マンションなどの大型建築など様々な建物の防水工事を行っております。防水工事を行うことは住宅の寿命を延ばすための大切な作業です。

今回は、防水工事が手抜きされた時の対処法についてご紹介していきます。建物によって重要な役割を果たす防水工事ですが、手抜き工事が行われてしまっては耐久性や建物自体に大きな影響を及ぼす可能性があります。そんな時でも対処できるように対策や見分けるポイントなどを知識として身につけておきましょう。

防水工事が手抜きで行われてしまった場合、以下のような問題を引き起こす可能性があります。

• 雨漏りの発生：防水工事によって形成される防水層が建物への水の侵入を防いでいますが、手抜き工事だと防水層の本来の性能が最大限発揮されず雨水などが侵入しやすくなってしまいます。これによって雨漏りの発生につながります。
• 建物の劣化：建物の内部に水が浸入すると建材が腐食したり錆などの劣化症状が見られるようになります。劣化が進行してしまうと建物自体の老朽化が進んでしまい大修繕工事やリフォームを行わなければならなくなってしまいます。
• カビやダニの発生：水が内部に侵入すると湿気も溜まってしまいます。これが原因となりカビやダニなどが発生してしまい健康に悪影響をあたえ、アレルギーなどの原因となることがあります。カビなどは一度発生してしまうと除去するのに業者に依頼したりと手間が増えてしまいます。
• 美観の損なわれ：カビなどの発生は建物内部だけでなく外壁や隙間を埋めているコーキングなど様々な場所に繁殖してしまいます。これが原因となり美観が損なわれてしまったりする可能性があります。

手抜き工事であるかどうかを見極めるにはいくつかの方法があります。

一つ目は、施工中に訪問・見学をすることです。作業中に見学をするとなると迷惑が掛かってしまうかもと思う方もいると思いますが、工事が行われている最中にしかわからないこともあります。また、現場を実際に訪れて進捗状況や作業している様子などを確認することで手抜き工事を防ぐ対策になります。

二つ目は、施工ポイントを知っておくことです。専門的な技術に詳しくなくても、防水工事で大切なチェックポイントを知っておけば手抜き工事であるかどうかを自分で判断することができます。具体的には、シート防水のつなぎ目の接着や塗膜のムラなど見てわかるようなポイントを押さえておきましょう。

三つ目は、見積もりと作業内容に違いがないかを確認することです。契約する前に見積もりを出してもらい作業内容や使用材料などが実際に使用しているものと違いはないかをしっかりと確認することが大切です。材料のグレードを下げてしまうと性能も下がってしまい、長持ちしなくなってしまいます。

四つ目は、信頼できる業者に依頼することです。契約を結ぶ前に見積もりや口コミ、過去の実績などで複数の業者を比較して信頼できる業者を選定することが大切です。様々な方法で業者の情報を集めておきましょう。

上記でも説明したように手抜き工事を見極めるにはまずさせないということが一番重要です。信頼できる業者であれば誠実に丁寧な施工を行ってくれます。信頼できる業者を選ぶには「資格と経験」「過去の実績」「見積もり」「保証とアフターサービス」の4つの観点から見極める必要があります。資格と経験はホームページに資格情報が掲載されているか、どれくらいの経験を積んだ職人が在籍しているかなどから判断することができます。過去の実績は他の依頼者からの口コミや評価なども含まれます。多ければ多いほど経験の観点に繋がります。見積もりは作業内容や使用材料、金額など施工にかかる費用の内訳が細かく記載されていればより信頼性が高まります。最後に、防水工事などは施工後に何が起きるかわかりません。そのため、保証とアフターサービスが充実しているところを選びましょう。もし引き渡し後に不備などが見つかった場合に保証制度があれば無料で直してくれることができるからです。

防水工事を行うことで住宅の寿命を延ばしています。それゆえに手抜き工事をされてしまっては性能が最大限発揮することができず無駄になってしまいます。そうならないためにも契約前からの対策はもちろん施工中でもできる対処法を知っておきましょう。また、わからない時は専門家に相談してみるのもよいかもしれません。