【防水工事】立ち上がり部分とは？役割と重要性を解説！

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「立ち上がり」は防水工事において重要な部分になります。ベランダや屋上など水が溜まりやすい場所に存在する立ち上がり、しかしその役割や重要性を理解している方は少ないかもしれません。この記事では、立ち上がり部分の基礎知識から施工方法、メンテナンスまで詳しく紹介します！

立ち上がりとは、床面から垂直に立ち上がった部分で雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。壁面部分の下部というと想像しやすいかと思います。床面と壁面の切替部分は、雨水侵入しやすいため立ち上がりを設けることで、水の侵入経路を遮断し建物の防水性能を高めます。

立ち上がりは、ベランダや屋上、バルコニー、浴室、トイレなど水を使用する場所や雨水が溜まりやすい場所に設置されることが多いです。ベランダや屋上では、雨水が床に溜まりやすく風によって壁に吹き付けることがあります。建物の種類や環境により高さや形状が異なるものそのためです。

立ち上がり部分の防水が不十分だと雨漏りに繋がるリスクが考えられます。ベランダや屋上は自然環境が直接影響するため、わずかな隙間でも水が浸入し建物の腐食につながります。また、雨漏りによる湿気はカビやダニを繁殖させ、アレルギーなどの健康被害にも影響を及ぼします。被害が拡大すると修復に膨大な費用と時間がかかるため立ち上がり部分にも適切な防水対策を行いましょう。

立ち上がり部分は、紫外線や雨風、温度変化など自然環境に常にさらされているため経年劣化は避けられません。防水層のひび割れ、剥がれ、膨れ、変色が見られる場合は劣化のサインです。この症状を放置すると防水層の機能が低下し漏水リスクが高まります。立ち上がり部分は接続部分になるため力が集中しやすく劣化しやすい箇所です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで早期発見し適切な工事を行うことができます。

防水工法は種類ごとに工程が異なるため手順については一般的なものとしてご確認ください。立ち上がり部分の防水施工は、既存の防水層や劣化部分を撤去し表面を掃除する下地処理から行います。下地の状態が悪いと新しい防水層の密着度が低下し早期剥がれに繋がるため重要な工程になります。次に下地調整材を塗布し凹凸をなくして平坦な表面を作った後にやっと防水層の形成が行われます。立ち上がり部分の角や接続部分は防水性が低下しやすい箇所になるため、補強材を加えるなど丁寧に施工を進めます。最後にトップコートなどで保護し完了です。

立ち上がり防水工事には注意点があります。施工段階によっては十分に乾燥させる必要があるため雨天時の施工は避ける場合が多いです。防水工法の選定は、使用状況や建物の構造、予算などあらゆる面を考慮し最適な防水工法を選ぶ必要があります。立ち上がり部分は防水層が低下しやすいため耐久性の高い防水材を選ぶことが重要です。

立ち上がり部分は、地面と壁面の接続部分のことで、水の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。しかし、劣化が進行しやすい箇所になるため定期的に確認し、性能を維持させることが重要です。立ち上がり部分にひび割れ、剥がれ、膨れなど異常が発生している場合はぜひ雨漏り解決センターにご相談ください！