防水工事は修繕費に計上できる?修繕費か資本的支出か
2024/06/27
こんにちは。愛知県の稲沢市を拠点にお客様が雨漏りや水漏れの心配がない暮らしができるように防水工事を行っている、雨漏り解決センターです。弊社は、建物に合わせて防水工事の方法を選び建物の寿命が延びるように作業を行っております。急な雨漏りでも迅速に駆けつけ丁寧に対処いたします。快適な生活を送るためにも、お困りごとや心配な点があった際は是非ご連絡ください。
ビルやマンションをお持ちの場合は、建物を雨漏りや水漏れなどにから守るために防水工事が必要となってきます。その際の工事費用は「修繕費」と「資本的支出」に分類されますが、どちらに当てはまるかで納税額や手続きが変わってくるため気になるポイントですよね。また、何年おきに行えば良いかも重要です。そこで今回は、修繕費と資本的支出どちらに該当するかを判断するポイントや防水工事を行うタイミングについてお話していきます。
目次
修繕費と資本的支出とは
工事費用に関する2つの言葉の意味とは
修繕費とは
修繕費とは、建物の「原状回復」や「メンテナンス」にかかる費用のことを指します。建物が雨漏りした際の修理費や防水性能を保つために行われるメンテナンス費が当てはまります。考え方としては、「建物の価値を落とさないための工事」と覚えておくと良いでしょう。また、修繕費として計上できると節税ができます。
資本的支出とは
資本的支出は、修繕費とは違い「建物の価値を高める工事」にかかる費用のことを指します。例えば増築や改築、設備を新しくするなどが当てはまります。防水工事の場合は、見た目を良くするために素材のグレードを上げるなど、固定資産である建物の価値が上昇すると認められる工事は修繕費としてではなく、資本的支出として計上される可能性があります。
資本的支出を修繕費として計上できる可能性もある
修繕費に計上されるケースとは
・20万円以下に抑える
「外観をキレイにするために塗装を行った」「今まで取り付けていた物よりも質の良い部品にした」など、明らかに建物の価値を高めるような工事を行った場合でも、20万円以下なら修繕費として計上することが可能です。そのためかかる費用によっては、難しいことは考えなくても済むため覚えておくと良いでしょう。
・60万以下または取得価額の10%以下
明確に区分ができないものに限ってはコチラが適用され、修繕費として計上できます。取得価額とは、前期末までの資本的支出の金額を合計した金額の事を言い、合計額が思ったよりも大きな額になることがあります。しかし、明らかに価値が上がった場合は適用されないケースもあるため注意が必要です。
修繕費は「建物の価値を落とさないための工事」、資本的支出は「建物の価値を高める工事」にかかる費用ですが、価値を高める工事であっても修繕費として認められるケースがあります。修繕費として計上できると節税できるため、このルールを知っておいて損はないでしょう。
防水工事を行うタイミングとは
定期的なメンテナンスが大切
・トップコートは5年おきの塗り替えがオススメ
紫外線などから防水層を保護するためにトップコートが必要となる施工を行った場合は、防水性能を維持するためにトップコートの塗り替える必要があります。トップコートは防水層が傷付かないように表面に塗布されるものであるため、下にある防水層よりも早く劣化してしまいます。トップコートが劣化してしまうと防水層も耐用年数より早く悪くなってしまうため、5年を目安に塗り替えましょう。
・防水層は10年~15年おきに行う
施工方法にもよりますが、10年~15年を目安に防水工事を行うと良いでしょう。見た目には異変が無かったとしても実は防水層が劣化していた、ということもあるため工事を行わなかったとしても点検は定期的に行うことをオススメします。周囲の環境や台風などの天災があったかなどでも防水工事を行うタイミングが変わってくるため、気になることがあった際は早めに防水工事業者に相談しましょう。
防水性能を維持するためには、定期的にメンテナンスをすることが重要です。耐用年数よりも早く工事が必要となってしまうケースもあるため、日頃からセルフチェックを行っておくと良いでしょう。建物の価値を落とさないためにも防水工事は大切です。修繕費として計上でき節税ができるといっても、建物が大きなダメージを負ってしまうととその分費用がかかってしまうため、状態が悪くなる前に防水工事を行うようにしましょう。
まとめ
防水工事は基本的に修繕費として計上
建物の価値を落とさないために行われる防水工事は基本的には修繕費に該当しますが、資本的支出になってしまうケースもあるため注意しましょう。どちらに該当するか不安な場合は、専門家に助言を求めても良いでしょう。所有している建物の寿命を延ばすためにも、防水工事は定期的に行いましょう、
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