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防水工事とアスベストの関係とその危険性について知ろう!

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防水工事とアスベストの関係とその危険性について知ろう!

防水工事とアスベストの関係とその危険性について知ろう!

2024/06/04

こんにちは。稲沢市で雨漏り対策や防水工事を行っている【雨漏り解決センター】です。リフォームの中で見落としがちな防水工事ですが、住宅の寿命を延ばす大切な役割を果たしているのです。また、防水層は経年劣化していくため定期的なメンテナンスが必要になってきます。防水工事でわからないことがあればぜひ弊社までお問い合わせください!

今回は、防水工事とアスベストの関係や危険性について解説していきます。どんなものなのか、与える影響などを知っていなければもしもの時の危険性に備えることができます。

目次

    アスベストとは

    天然産の繊維鉱物

    アスベストとは、石綿やせきめんとも呼ばれるもので、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物というもののことを指します。耐久性・耐熱性・電気絶縁性・耐薬品性など様々な性能で優れており、なおかつ安価であるため重宝されていました。過去には建築材料や電気製品、家庭用品など色々な用途で広く使用されていました。しかし、石綿繊維は空中に飛散するためそれを長期間体内に吸収すると様々な健康被害を引き起こしてしまう恐れがあるため、現在ではほとんど使用されなくなっています。

    過去の使用例

    アスベストは防水材料にもよく使用されていた

    • 防水シート:1960年代~1970年代頃に防水工事で使用する防水シートにアスベストを含んでいるものがあり、それが屋根や地下室などの防水工事に使用されていました。シートの素材に混ざっているため、シートが劣化していけばいくほどアスベスト繊維が飛散するリスクがありました。
    • ウレタン防水:ウレタンを使用した塗料タイプの防水材料で、塗り重ねて防水層を形成していく防水工事の工法の一つです。断熱材の表裏に石綿シートが貼り合わされており、密着性を高めるために使用されていました。
    • FRP防水:昔はあまり広く利用されていなかったFRP防水ですが、昔は一部でアスベストが塗料に使用されていました。FRPには強化繊維が使用されており、その中にアスベストを混ぜ合わせることで接着性を向上させていたものだと考えられます。

    これらの使用例があるように昔は防水工事の材料にもよく使用されており、防水層の密着性を高めていたことがわかります。しかし、現在では全く使用されていません。なぜなら健康被害があり、使用を原則禁止されたからです。 

    アスベストが引き起こす危険

    健康被害が複数ある

    アスベストが引き起こす病気やその危険性について解説していきます。

    そもそも、アスベストが禁止されたのは1975年からです。まず、1960年に「じん肺法」が施行され1975年に石綿含有率が重量の5%を超える「吹き付けアスベスト」が禁止されました。その後、2004年に1%以上含む製品の出荷が原則禁止、2006年に基準が0.1%以上に改定、2012年に石綿含有率が0.1%を超える製品使用禁止の猶予措置が撤廃され、法令上でアスベストの使用が全面禁止されました。危険性が発覚してから完全撤廃までに約30年もの年数がかかりました。

    これまでに確認されたアスベストが引き起こす健康被害は複数あります。

    1. 石綿肺:じん肺という疾病の一つで、初期症状にせき、たん、息切れなどが見られる。進行すると呼吸不全を引き起こすなどの影響を及ぼします。
    2. 原発性肺がん:機関誌や肺胞を覆っている上皮に発生してしまう悪性腫瘍を原発性肺がんと言います。進行するまでほとんど自覚症状がないため最悪な事態を引き起こすこともありました。
    3. 良性石綿胸水:胸膜の炎症により胸水が溜まってしまう病気のこと。症状が改善する場合もあるが、胸水が消滅しないと呼吸器障害が残ってしまう可能性がある。
    4. 悪性中皮腫:腹膜などの表面を覆う細胞層にできる悪性腫瘍のことで、咳や胸の痛み、呼吸困難などを引き起こします。主にアスベストの吸引が原因で発症してしまう病気です。

     これらの病気のようにアスベストを大量に吸引してしまうと呼吸器系の病気を発症してしまい、最悪の場合後遺症が残ってしまったり、死に至るケースがあったりもしたそうです。

    対策と予防

    過去の使用材料に注意

    現在はアスベストの使用が原則禁止されているため、新しく行う防水工事などが原因となる健康被害はありませんが、注意しなければならないことがあります。それは、過去に行った防水工事の際にアスベストが含まれた防水材料を使用しているかどうかということです。特に、古い建物で防水工事を行う際には専門の検査機関によってアスベスト含有材料があるかどうかを調査してもらう必要があります。もし、使用されている場合は適切に除去を行う必要があります。また、対策・予防法として「専門業者の選定」「防護措置の徹底」「廃棄物の適切な処理」などが挙げられます。

    まとめ

    アスベストについて理解することが大切

    現在の防水工事でもアスベストは使用されていないため安心ですが、古い建物などの防水層には含まれているかもしれないので防水工事を依頼する際に築年数や過去の工事歴などがわかるとより安心して施工を行うことができます。防水工事とアスベストの関係をしっかり理解したうえで対策を行うことが重要であると分かります。

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    雨漏り解決センター
    愛知県稲沢市下津町53番地1
    電話番号 : 0587-81-5699


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